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歴史
敗戦により、小笠原は米軍の占領下に置かれることになります。昭和21年、欧米系の島民に限り帰島を許されましたが、他の大多数の島民は故郷への帰島は許されず、慣れない土地での苦しい生活を強いられることになります。
昭和43年6月、小笠原諸島は日本に返還され、島民の帰島がようやくかなうことになりました。戦後23年間にも及んだ空白を埋めるために、国の特別措置法のもと様々な公共事業が推進され、新しい村づくりが進められています。
太平洋戦争の激戦地となった硫黄島では壮絶な戦いの末、日本軍が玉砕し、日米両軍合わせて二万余名もの尊い命が失われました。返還後も火山活動などによる自然条件が厳しいことから硫黄島への帰島は実現せず、現在は自衛隊基地及びその関係者だけが在島しています。
気候
沖ノ鳥島は日本の最南端、南鳥島は最東端に位置しています。
主島は父島で、東京の南約1,000kmにあり、その広さは千代田区の2倍余りの約24km2です。父島で一番高い山は中央山(318m)で、島の周囲は52kmで比較的海岸線に恵まれています。
母島は父島の南約50kmに位置し、その広さは約21km2です。島の中央に乳房山(463m)があり、島の周囲は58kmでほとんどが急峻な崖となっています。
小笠原は亜熱帯に位置し、気温の変化が比較的少ない海洋性のしのぎやすい気候です。父島における平成13年の年間平均気温は23.3℃、最高気温は33.6℃、最低気温は10.9℃で、一年を通じ雪や霜は全く見られません。雨量は年間1,600mm程度で、東京ほぼ同じです。